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派遣社員から正社員になるべきか?を相談するネット記事について

先日の春の嵐には強烈な勢いの風圧に驚いた大村です。

ちなみに、先日のひどい風邪症状はコロナだったようで味覚、嗅覚障害が、、

探偵ナイトスクープ準レギュラーの鍼灸師にオンラインで治療していただいたらまさかの30分後に70%も改善するという驚きにも見舞われました。

体調管理、大事ですよね、、

 

さて、友人の妹から連絡がありました。

(彼女は38歳、2人目の育児休暇中で6月に職場復帰するか、転職するかを相談中。)

こんな記事を見たが、自分が社会復帰するなら派遣社員の方が良いのか、と質問されてびっくり、、

参照:

https://financial-field.com/income/entry-272796

以下にはこの記事を引用しながら現実をお伝えしたいと思います。

 

記事内容1:

本記事では、派遣社員として働き、派遣元から「月給は変わらずボーナスが2ヶ月分つく正社員」への転換を提案された場合、話を受けるべきか、それともさらに待遇が良い職場への転職や副業を検討したほうがいいのかを解説します。

年収280万円では厳しい可能性が高い

結論からいえば、たとえ正社員に昇格できたとしても年収240万円+ボーナス40万円の年収280万円の状態で、老後も含めて生活し続けるのは簡単ではありません。

大村:

まずお伝えしたいのは、有期雇用派遣社員は同じ派遣先(業務)で働ける期間を最大3年に制限するという「3年ルール」(2015年改正派遣法)があります。

参照記事内相談者の40歳女性も契約期間が打ち切り、もしくは契約満了(最長3年)にて次の派遣先がなければ職を失う可能性がある、もしくは次の派遣先でも今と同額の派遣単価で契約できる保証がない、のです。

転職相談では28年目の私がこれまでお話をお伺いした(相談時)派遣社員の方のほとんどは、それ以降に正社員として転職できていないのが現状です。

確かに年収280万円の状態で老後も含めて生活していくことは難しいでしょう。

でも、派遣社員雇用では基本的に管理職への昇格や交通費、各種手当、退職金などはありません。

『何歳まで働きたいですか?』

と問うと、ほとんどの方ができれば70歳まで働きたいと言いますが、その年齢で派遣契約いただける派遣先企業は存在するでしょうか?

 

記事内容2:

将来的に賃金が下がるかもしれない

現時点で収支バランスはマイナスになるおそれがありますが、将来的にさらに賃金が下がる可能性もあります。

大村:

派遣社員は契約更新のたびに、派遣先を変わるたびに、派遣単価を下げられる可能性があります。

 

記事内容3:

転職や副業も検討する

収入面では同一事業所に派遣できる期間が原則3年までとなっている派遣社員と異なり、同じ職場で期限なく働けることが多い正社員の立場は魅力的です。
 
合計40万円程度とはいえボーナスも付き、福利厚生サービスも増えて待遇面としては今より良くなるかもしれません。ただし収入規模が劇的に拡大されるわけではないため「正社員になれたから安心」とは限らない点に注意する必要があります。

大村:

正社員になれたから安心、という方に正社員としてオファーするような企業ではないと信じたいのですが、、

私の見解では、仕事への取り組み方や姿勢を評価いただいた派遣先からの正社員採用についてオファーを受けるべきと思います。

それからでも正社員としての職歴をしっかりと積み上げることで、自身のスキルとなり、いざという時に正社員としての転職も叶いやすいのです。

もしこの相談者の方と直接お話ができるならぜひ確認しておきたいのは、派遣先から正社員としてオファーされていることは、現在の派遣元企業ももちろん知っているのでしょうね?、、ということ。

もし、今の派遣元には内緒で、というようなことを言われることがあれば重要な契約違反であり、コンプライアンス意識の低い企業であると判断できるので、正社員として勤めることはこの先のキャリアを考えてもお勧めしかねます。

本来であれば6ヶ月以内の紹介予定派遣期間をもって正社員に転換する、というのが正しいありようであると考えます。

 

記事内容4:

まとめ

本記事では派遣社員から正社員への転換を提案された場合、基本給が変わらず賞与2ヶ月がつくだけで受け入れても大丈夫なのか、転職したほうがいいのかを解説しました。
 
提示された条件で働くだけでは将来的に生活を維持するのは難しいとも考えられるため、本業のみで働く場合は転職する、転職しない場合は副業で収入源を増やすことも検討する必要があるかもしれません。

大村:

1)派遣先企業から正社員としてオファーがあることを派遣元企業に確認する。

>問題なければ

2)派遣社員のまま正社員雇用を目指して転職活動しても難しいので、この場合なら正社員オファーを受けて派遣元企業に応援されて転職する。

>聞いてないよ!となったら派遣先を変えていただく。

3)正社員として転職できれば、副業可能かどうかを確認の上、可能なら検討を始める。不可なら副業はしないで社内での実績から収入UPを目指す、もしくはスキルアップして転職活動を続けてみる。

 

派遣社員/年収240万円、として転職することと、

正社員/年収280万円として転職すること、

どちらの方が10年後に安心して働くことができているでしょうか。

 

記事はファイナンシャルプランナーの方のご意見で書かれた文章でしたが、大変失礼ながら、転職エージェントとしての私見を述べました。

少しでも参考にしていただいて後悔のない転職に繋げていただきたいと思います。

 

あなたは給与のために働くのでしょうか?

働くことでスキルを身につけ、市場価値を上げて転職しながら年収を上げていきたいでしょうか。

 

転職の道標が必要な際にはお気兼ねなくお問い合わせください。

株式会社グランドフューチャーマネジメント 

大村

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